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骨粗鬆症の治療 「運動」 について

今回は「運動」について

骨粗鬆症で怖いのが転倒です。転倒により脊椎圧迫骨折や大腿部近位部骨折を起こすと寝たきりや介護が必要となるばかりでなく、死亡率も高める事が分かっています。介護全体の約2割が運動器の障害であり、男女別では男性の4割は脳血管障害ですが、女性の3割は運動疾患であるとされています。その予防には「転ばない体づくり」が重要で、その条件は・・・

しっかり歩く、足の感覚を磨く、よく水分を摂る  の3つが重要です。

◆しっかり歩く

まずウォーキングです。よく「11万歩を目標に歩きましょう!」と言われますが何故でしょう?それはカロリーにあります。日本人が摂取するカロリーから消費するカロリーを引くと300キロカロリーが消費されずに蓄積されます。

30歩で1キロカロリーと言われますので、300キロカロリーでは1万歩歩かないと補えません。ウォーキングには心肺機能の向上や筋持久力の向上、また骨強度を1.3%上昇させるとも言われています。週に45回を目標に1万歩目指して歩きましょう。

もちろん、状態に応じて5000歩、6000歩でも効果はあります。

 

〇足の感覚を磨く

具体的な運動は

1.片足立ち(フラミンゴ体操):骨粗鬆症と運動療法を参照してください。

 

 


写真

2.継ぎ足歩行(タンデム)5m:足を交互に揃えての歩行です。転倒に注意しましょう。


3.chair rising(椅子からの立ち上がり):10回を3セットを目標に

 

※骨強度を上げる運動としては

 ・ウォーキング:1.3%向上

 ・エアロビクス:1.8%向上  すると言われています。

※骨粗鬆症の場合、腹筋運動ではかえって脊椎圧迫骨折を起こす可能性があります。

背筋群のトレーニングでは予防できるとされていますので1日10回を週に5回程度行うことをお勧めします。

 

◆よく水分を摂る

のどの渇きは脱水が始まっている証拠であり、渇きを感じてから水を飲むのではなく、渇きを感じる前に水分を摂ることが大事です。水分が不足しやすい、就寝の前後、スポーツの前後・途中、入浴の前後、飲酒中あるいはその後等に水分を摂ることが重要とされており、枕元に水分をおいて就寝することも重要です。水分の摂取量は多くの方では不足気味であり、

平均的には、コップの水をあと2杯飲めば、一日に必要な水の量を概ね確保できます。

その際、砂糖や塩分などの濃度が高いと、吸収までの時間が長くなる点に注意が必要です。また、アルコールや多量のカフェインを含む飲料は、尿の量を増やし体内の水分を排せつしてしまうので、水分補給としては適しません。

※腎臓、心臓等の疾患の治療中の方は医師の指示に従いましょう。

 

◆運動は継続することが大切です。無理なく自分に合ったペースで安全に行いましょう。


掲載日: 2013年06月17日(月)

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